こんにちは!
MUKU-MOには足場板を使った自慢の床とディスプレイ用の棚があります。足場板は工事現場などで実際に使用されていたもので、塗料が飛び散った跡や傷がたくさんあります。
足場板フロアー
もちろん分厚さも完全な均一ではなく、実際に床にしてみるとデコボコが目立ちます。
デコボコだけではなく、節やカケなども多数あります。
この隙間に100円落としたら多分一生取れませんが…
そんな一見不便なだけと思われる床には、それに代えがたい価値があるんです。
足場板のディスプレイ棚
フロアーだけではなく、ディスプレイ棚にも足場板を利用しています。
店舗では、塗料のディスプレイ棚として利用。測ったかのように塗料のサイズにピッタリでした(笑)
古材にはストーリーがある
一見、足場板を材料に使うことは不便なだけなように思うのですが、それを代償にしても得たい「味」があります。
長年使用されてきた木材だからこそ放つ「味」。専門用語的には「経年変化」といいますが、堅苦しい話は抜きにして、思った通りにいうと、
それは歴史を感じるということだと思います。
歴史…とは”思い出“という名のストーリーがあります。
「ああ、この足場は現場で役に立ってきたんだなあ。」「黄色い塗料を使っていたのか。」などなど、想像は膨らむばかりです。
MUKU-MOで作っている家具もそんな思いで素材選びをしています。
- 時間とともに風合いを増す木材…
- 時間とともに錆びていく鉄…
どちらも使い続けていくほどに、傷や汚れが、「愛着」という感情に変わっていくと考えています。そんな一生付き合っていきたいと思えるような家具作りを続けていけたらな。と思います。