ペイント作業がどうも苦手な大矢根です。
手が震えます(・・;)
しかし、またもや看板作りのためにペイント作業をしていました。
大鋸のヒラと言われる部分にペイントを施してみました
すごい立派な大鋸で、迫力があります!かっこいいですよね!
現代ではあまり見ることない、かわった形だな〜と思い、何をいったい切るものなのか気になって調べてみようと思い、隅々まで見てみると、
クビのところに近江甲賀の刻印!
滋賀県の近江甲賀の前挽鋸製造用具及び製品らしく、国の重要有形民俗文化財に指定されたので貴重なものみたいです!
この大鋸は室町時代頃に中国から導入されたみたいで、昔の大木の製材につかわれていたようです。
確かに、現代では機械で簡単にできてしまうので、みることもないですよね(・・;)
そう思うと、全て手作業の時代にできた木造の建物ってすごいですよね…。
この大鋸は古いものだと江戸時代とかのも残っているようです!
すべて木挽さんが使った山仕事用の道具として、残っていることもとっても貴重なものですが、この大鋸には歴史がつまっているんだなと思うとビンテージなものって何でも貴重ですよね。
使い手がおられ、かつては職人さんが大切にしていたもの。そのモノと巡りに巡って出会えたこと。
それを看板としてリメイクして、また日の目を浴びるところに飾る。
私みたいに、最初は大鋸のことを知らなかった人が、この大鋸看板を見て、大鋸に興味をもってくれる。
古き時代の職人さん達の凄さを共感していただけたらと思います!
手作業ってほんとにすごいですよね。
今ではハンドメイドという言葉で親しみやすいですが、人がものをつくることって温かみもあり、やっぱり素敵ですね(^^)